今回の記事はこんな方にオススメ!
・IT業界について興味を持っている方
・エンジニアの職種や仕事を知りたい方
・今後エンジニアとして働いてみたい方
IT用語がまだ分からない方にも分かりやすい記事になっていますので、ぜひ気軽に読んでみてください!
エンジニアとはどんな仕事?
エンジニアとは、コンピューターや電子機器を設計・開発・製造・保守する仕事を行う人たちのことを指し、近年人気な職種の中の一つです。
エンジニアは、企業や組織に所属していることが多く、IT業界を中心にさまざまな分野で活躍しています。
例として挙げると、
・アプリやWebサイトなどの開発や不具合修正
・社内のネットワークの構築・運用
など情報処理に関連する様々な業務を担当しており、皆さんが使うほとんどの機械がエンジニアによって作られたものなのです!
また、技術力や専門知識のあるエンジニアは、市場価値が高く、そのようなエンジニアになるには、世の中の流れを理解し、継続的な学習を行うことが求められます。
有名な5つのエンジニア
エンジニアには様々な種類がありますが、その中でも特に有名な5つのエンジニアは、
1. ソフトウェアエンジニア
2. ハードウェアエンジニア
3. システムエンジニア
4. ネットワークエンジニア
5. データサイエンティスト
であり、聞いた事があるという方もいらっしゃると思います。
まず初めは、これらの有名な5つのエンジニアについてそれぞれ仕事内容を詳しく説明いきます!
1.ソフトウェアエンジニア
ソフトウェアエンジニアはソフトウェアの設計・開発・保守などを行うことを担当するエンジニアです。
【ソフトウェア】
コンピュータやスマートフォンなどのデバイス上で動作するプログラムのことです。
例:Windows、Excel、Google Chrome
【プログラム】
コンピュータが実行するための命令や手順が記述されており、プログラミング言語を用いて開発されています。
ソフトウェアエンジニアは、プログラミング言語やフレームワーク、開発ツールなどの知識を持ち、技術力を磨くと市場価値が高いエンジニアになれる職種です。
また、ユーザーの要求やニーズに合わせて、ソフトウェアの機能追加や修正を行うこともあります。
ソフトウェアエンジニアは、
・プログラミング言語や開発ツールの選定
・プロジェクトの進捗管理
このような仕事を任せて貰えるので、タスク管理能力を高めることができます!
2.ハードウェアエンジニア
ハードウェアエンジニアは、電子機器やコンピューターなどといったハードウェアの設計・開発・製造・保守を行うことを担当するエンジニアです。
実際の仕事内容は、製品の性能向上や顧客からの信頼性向上のために、
・ハードウェアの改良
・アップグレードのための研究開発
製造工程や品質管理にも携わり、高品質な製品を開発・製造するための改善活動も行います。
皆さんの身近にある
・スマートフォン
・タブレット
・パソコン
などの設計から組み立てなど、電子機器の様々な開発に携わることができるので、自分が開発した商品が販売されているのを実感することができます!
3. システムエンジニア
システムエンジニアは、企業や組織の情報システムの設計・開発・運用などを担当するエンジニアです。します。
システム エンジニアは、
上流工程:要件定義やシステム設計
下流工程:プログラミング、テスト、運用、保守
などの上流工程から下流工程と呼ばれる作業までを担当し、システム開発の全般業務を行います。
【要件定義】
顧客と相談して、開発するシステムやソフトウェアの目的や必要な機能を定義すること。
【設計】
要件定義に基づいて、システムやソフトウェアのアルゴリズム、機能について設計すること。
【開発】
設計に基づいてシステムやソフトウェアを作成すること。開発者は、プログラミング言語とも呼ばれるコードを書いて開発します。
【テスト】
開発したシステムやソフトウェアが問題なく動作するかどうか確認すること。テストには、ユニットテスト、統合テスト、システムテストなどがあります。
【保守・運用】
顧客へ納品した製品を、必要に応じて、機能修正やアップデートを行うこと。
システムエンジニアは、顧客と接する機会が多くあるため、他のエンジニアに比較するとコミュニケーション力が求められることが多くあります。
・業務システム
・会計システム
・顧客管理システム
など、企業や組織の中核となるシステムの開発・運用に携わることで、様々な業界知識が身につき、市場価値の高いエンジニアを目指すことができます!
システムエンジニア(SE)として、未経験の状態で、ホワイト企業に転職したい方は、こちらの記事を参考にしてみてください!
4.ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、コンピューターネットワークの設計・構築・運用・保守などを担当するエンジニアです。
ネットワークエンジニア社内SEとも呼ばれることもあり、社内で使用するパソコンやアプリなどといった企業や組織のネットワークを構築し、社内の情報共有や業務の効率化を支援します。
また、セキュリティ対策や障害対応など、ネットワークの安全性や信頼性を確保するための研究開発も行っています。
ネットワークエンジニアは、インターネットサービスプロバイダー(ISP)、通信キャリア大手、企業など、さまざまな業界で活躍することができるのです!
5. データサイエンティスト
データサイエンティストは、ビッグデータの収集や分析だけでなく企業の抱える問題を解決できるような提案まで行うため、「データを活用すること」が重要な仕事となるエンジニアです!
データサイエンティストの仕事の流れとしては、
大量のデータからパターンを発見する
⬇︎
将来のトレンドや需要を予測して情報を抽出
⬇︎
ビッグデータの分析
or
機械学習
or
AI開発
このような仕事を行うため、幅広い専門知識を持っっている価値の高いエンジニアです!
・統計解析
・データマイニング
などのさまざまな手法を用いてデータを分析することで、ビジネスの意思決定や製品や商品の開発に役立てることができます!
【データマイニング】
大量のデータから有用な情報を抽出するための手法のこと。
例:オンラインショッピングサイトで、購入履歴から似たような商品を紹介するなど
【ビッグデータ】
Webアクセスログやソーシャルメディアの投稿などから作成される、膨大な量のデータのこと。
他にはどんなエンジニアあるの?
先ほど、紹介したエンジニア以外にも様々職種があります!
エンジニア転職を考えている方やIT業界について知りたい方は、ぜひこれから紹介する他のエンジニアについても覗いてみてください!
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリケーションの設計・開発・保守などを担当するエンジニアです。
主に、HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を使用し、Webページのデザインや機能を実装します。
フロントエンドエンジニアは、
・ユーザーのニーズに合わせたWebサイトの構築
・高速で使いやすいWebページの構築
などに貢献しており、近年人気なエンジニアの一つです。
また、Web技術の進化に伴い、新しい技術の習得や活用が求められるため、継続的な学習が必要になります。
バックエンド エンジニア
バックエンドエンジニアは、Webサイトやアプリケーションのバックエンド(サーバーサイド)の設計・開発・保守などを担当するエンジニアです。
バックエンド エンジニアは、
・ユーザーのデータの管理や
・Web サイトやアプリケーションの機能の実現
という役割があり、Webサイトやアプリの開発にはなくてはならないエンジニアです。
また、セキュリティの確保や開発したWebサイトやアプリの品質向上のための研究開発も行います。
テストエンジニア
テストエンジニアは、ソフトウェアやシステムのテストの設計・実行・報告などを担当するエンジニアです。
具体的には、テスト計画の策定やテストシナリオの作成、テストの実施や結果の報告などを行います。
テストエンジニアは、ソフトウェアやシステムの品質向上には絶対かかせないエンジニアで、
近年はテスト自動化の導入や、テストプロセスの改善など、テストの効率化や品質向上のための研究開発も行います。
ゲームエンジニア
ゲームエンジニアは、
・ゲームの設計・開発
・ゲームのプログラム開発
・データベース設計・開発
・ネットワーク機能の開発
など、ゲームを開発するのに必要な作業を行うエンジニアです。
ゲームエンジニアは、ゲームのクオリティの向上や、プレイヤーのエンターテインメント性を高めるために、様々な工夫を凝らすといった発想力が求められます。
また、新しい技術の導入や、ゲームエンジンの最適化など、ゲームの開発に必要な技術の習得や開発を経験できます!
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、コンピューターシステムのセキュリティに関する設計・開発・保守などを担当するエンジニアです。
セキュリティの脆弱性を発見
⬇︎
修正するための調査・分析
⬇︎
・セキュリティ対策の設計・開発
・不正アクセスやバイナリに対する対策
・情報漏えい対策
などいった流れで、情報社会のセキュリティー全般を担う仕事を任せてもらえます。
このようにセキュリティエンジニアは、企業や組織の情報資産を保護するために重要な役割を担っているため、
最新のセキュリティ技術の習得や、セキュリティに関する情報収集・分析など、継続的な学習が必要となります。
クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、クラウドコンピューティングに関する設計・開発・保守などを担当するエンジニアです。
仕事内容としては、
・クラウドシステムの設計・構築
・クラウドサービスの開発
・クラウド環境の運用・保守
などを行なっています。
【クラウド】
インターネットなどのネットワーク経由でユーザにサービスを提供する形態のこと。
クラウドエンジニアは、企業や組織のITのインフラの構築や運用を支援したり、セキュリティやプライバシーなどといったクラウドシステムの品質向上のための研究開発も行います
データベースエンジニア
データベースエンジニアは、データベースの設計・構築・運用・保守などを担当するエンジニアです。
データの抽出・集計・分析、データベースの運用・保守などを行うことで、
企業や組織のデータを管理・活用し、ビジネスの意思決定やプロダクトの開発に貢献しています。
ロボットエンジニア
ロボットエンジニアは、ロボットの設計・開発・製造・保守などを担当するエンジニアです。
具体的には、
・ロボットのハードウェア設計
・ソフトウェア開発
・制御システムの設計や開発
といった仕事などを行います。
ロボットエンジニアは、産業用ロボットや家庭用ロボットなど、さまざまな種類のロボットを開発することができます。
また、近年は自律移動ロボットや人型ロボットなど、最新の技術を活用したロボットの開発にも関わることができます。
AIエンジニア
AIエンジニアは、人工知能(AI)の設計・開発・研究などを担当するエンジニアです。
AIエンジニアは、開発した人工知能を使用して、
・企業や組織の業務効率化
・顧客サービスの向上
・新しいビジネスの創造
など、様々な分野で活躍しています。
もちろん最新のAI技術の習得や研究開発に関わることができ、必要に応じてAIシステムの改善など、 AI分野の発展に貢献しています。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、ITシステムを構築・運用するエンジニアのことです。
主な仕事を挙げると、
・サーバーやネットワークの設計・構築
・セキュリティ対策、障害対応
などが挙げられます。
例えば、自宅のWi-Fiルーターの設定を行った経験がある方は多いと思いますが、インフラエンジニアは、企業内のITシステムを構築・運用することで、社員の業務を支援し、ビジネスの発展に貢献しています。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、ITプロジェクトの管理・監督・運営などを担当するエンジニアです。
仕事の内容としては、
・プロジェクトの計画・進捗管理
・プロジェクトメンバーの管理、リスク管理
などを行います。
プロジェクトマネージャーは、ITプロジェクトの成功に向けて、スケジュールやコスト、品質などを管理し、プロジェクトの進行状況を監視しているため、
非常に市場価値の高いエンジニアです。
IoTエンジニア
IoTとは家電製品やスマートフォンといった物体とネットを繋いで遠隔操作などを行うことができる技術のことで、それらに関する設計・開発・研究などを担当するのがIoTエンジニアです。
IoTエンジニアは、ビッグデータやAIなどの技術と組み合わせることで、IoTの可能性を広げ、さまざまな分野で活躍しています。
また、最新のIoT技術の習得や、セキュリティ対策、プライバシー保護など、IoT分野の発展に貢献しています
それぞれの職種について徹底解説!
ここからは、これまで紹介してきたエンジニアに必要なスキルについて徹底的に解説します!
・エンジニアとして、今後働きたい方
・IT業界の知識を身につけたい方
は勉強になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧になってください!
ソフトウェアエンジニア
ソフトウェアエンジニアが使用するプログラミング言語は、
・C言語
・C++
・Java
・Python
などが求められます。
案件によって異なりますが、ソフトウェアエンジニアは複数の言語をマスターする必要があるエンジニアです。
ソフトウェアエンジニアに求められるスキルは、
【ソフトウェアの設計・開発】
・要件定義
・コーディング など
【ソフトウェアテスト】
・結合テスト
・結合テスト
・システムテスト
・受け入れテスト など
【コミュニケーションスキル】
・クライアント
・チームメンバーのエンジニア
・マネージャー などとのコミュニケーション
このようなものが挙げられます。
データベース エンジニア
【データベースの設計・開発】
データベース設計に関するスキルが求められます。設計にはSQLというデータベースを取り扱うプログラミング言語を利用します。
【データの抽出・集計・分析】
SQLを使用して、データを抽出、集計、分析するためのスキルが必要です。
【データベースの運用・保守】
・バックアップ
・メンテナンス
・セキュリティ管理
などデータベースの運用・保守に関するスキルが必要です。
ロボットエンジニア
【ロボットのハードウェア設計】
・機構設計
・材料選択
・モーター制御
・センサー制御
など、ロボットのハードウェア設計に関するスキルが求められます。
【ロボットのソフトウェア開発】
・ROS(Robot Operating System)
・C++
・Python
などといったシステムやプログラミング言語を使用して、ロボットのソフトウェア開発を行うスキルが求められます。
【制御システムの設計・開発】
・PID制御(車の速度制御やエアコンの温度調節など)
・ステートマシン(ロボットの複雑な動きをさせるときに使用するもの
・運動学
など、ロボットの制御システムの設計・開発に関するスキルが必要です。
AIエンジニア
【機械学習の知識とスキル】
・機械学習アクセス
・ニューラルネットワーク
などといった機械学習に関するスキルが必要です。
【データ分析のスキル】
・データの収集
・分析
など、データ分析に関するスキルが必要です。
インフラエンジニア
【サーバー・ネットワーク技術のスキル】
・Linux
・Windows
・TCP/IP
・DNS
・HTT
・SSL
など、サーバー・ネットワーク技術に関するスキルが必要です。
【Linux 】
Unix プラットフォーム システムをベースにしたフリーでオープンソースのプラットフォーム システムです。
【Windows 】
Microsoft が開発したプラットフォーム システムのシリーズです。特徴です。
【TCP/IP】
インターネット上で接続を確立し、データを切り替えるために使用されるプロトコルのセットです。
【DNS】
インターネット上のネットワークでドメイン名をIPアドレスに変換するためのシステムです。
【HTTP】
Hypertext Transfer Protocol の略で、Web ページの転送プロトコルです。Web サーバーと Web ブラウザの間で、HTML ファイルや画像などのデータを転送するために使用されます。
【SSL】
Secure Sockets Layerの略で、セキュアな通信を確立するために使用される暗号化技術です。
【クラウドサービスの知識とスキル】
・AWS
・Azure
・GCP
などのクラウドサービスの知識とスキルが必要です。
プロジェクトマネージャー
【プロジェクトマネジメントの知識とスキル】
・スケジュール管理
・リスクマネジメント
・品質管理
など、プロジェクトマネジメントに関するスキルが必要です。
【コミュニケーションスキル】
・顧客とのコミュニケーション
・チームメンバーとのコミュニケーション
・問題解決のためのコミュニケーション
あらゆる場面で、コミュニケーションスキルが必要です。
【リーダーシップスキル】
チームメンバーのモチベーションを維持し、プロジェクトの成功に向けてリーダーシップを発揮するスキルが必要です。
フロントエンドエンジニア
- HTML、CSS、JavaScriptの知識とスキル
- WebサイトやWebアプリケーションのデザイン機能の実装に関するスキル
バックエンド エンジニア
【サーバーサイドの知識とスキル】
・Java
・Python
・PHP
・Ruby
などのプログラミング言語の知識が求められます。
【データベースの知識とスキル】
SQLをはじめとするデータベースの基本的な知識や、データベースの設計・開発・運用・保守などのスキルが必要です。
【構築・設定・運用のスキル】
・Webサーバー
・アプリケーションサーバー
・データベースサーバー
のApache、Tomcat、Nginx、MySQLなど、Webサーバーやアプリケーションサーバー、データベースサーバーの構築・設定・運用に関するスキルが必要です。
IoTエンジニア
【ハードウェアの知識とスキル】
・センサーや分類の選定
・回路図の作成
・基板設計
・複雑制御
・ソフトウェア開発
【ネットワークの知識とスキル】
・通信プロトコルの理解
・ネットワーク設計・構築
・ネットワークセキュリティ
【データ収集・分析のスキル】
データ収集のためのセンサー データの取得、分析のための統計学や機械学習などのスキルが必要です。
まとめ
今回の記事は、「エンジニアとは?IT業界での役割や求められるスキルを徹底解説」というタイトルで
エンジニアの種類と仕事内容、求められるスキルについて解説していきました!
実際にエンジニアとして働く際には、案件や現場によってその都度求められるスキルは、それによって異なるため、紹介した以外のスキルより、詳細なスキルが求められる場合もあります。
また、業界や企業によっても異なるため、自分が目指すべきスキルをしっかり把握して、学ぶことが大切です。
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